はや秋も終わり


 久々のブログとなりました。前回どうにか、今年の行政書士の試験前に、新たに増えた分野についての1大連載を終えて、まあいっ

か、と思ったわけではないのですが、気づいたら北海道札幌は今週積雪状態の始末。秋どころかもう冬。ワードプレスも、更新してい

ない間に、いつの間にか6.7になっているし・・・。

 で、1大連載を敢行したにもかかわらず、出た問題はと言えば・・・。出題されたのは、行政書士法から1問、住民基本台帳法から

1問。住民基本台帳法の問題に関しては、これ間違えるか、といったレベルの話。戸籍謄本、ましてや戸籍の附票、身分証明書や登記

されていないことの証明書を見たことない、という方はざらにいるでしょう(私も戸籍謄本以外は、この稼業始めるまで見たことなか

ったです)。しかし、住民票は見たことある方が多いでしょうし、この選択肢では正解以外(世帯主関係)の項目があるのは考えられ

ないでしょう。

 行政書士法に関しては、まあ知らなきゃわからない、と言えばそんな感じですね。選択肢の文章的には一番易しい(“許認可”・“破

産”と言った、行政・法律っぽい言葉がない)ものが正解、というのが意外っちゃあ意外かも、といったところですか。

 一応、当ブログにおいてもちゃんと触れています。

行政書士試験範囲変更の話(4・行政書士法編後編

 と、言っても、これだけ書いてありゃ、そこから出ない方がおかしい、といった話。一応報酬掲示に関しては、数行書いてはありま

すが、全体のボリュームにからみればほんの僅か。ちなみに、選択肢のすべてについて、連載中のどこかで触れているので、問題・選

択肢を掲載し、当ブログのそれぞれの箇所を抜粋すれば、『予想的中』のいっちょ上がりです(笑)。

 戸籍法は0でしたね。話題的には、当ブログでも触れた「あなたのお名前なんてぇーの問題」=戸籍に振り仮名が記載されるにあた

り、カナの確認の通知が役所からくる話)が、来年5月末あたりから動き始めます。この話題はまた近くなったら触れようかとは思っ

ていますが、こんな更新の感じなので、さてどうなるやら…。広域交付請求もあり、仕事には直結する話なのですが・・・、まあ来年

ですかね。

 これは、試験系でありがちな一般論ですが、今回の正答率を見て、作者側の予想より高ければ来年は難易度アップ、正答率が“あま

りにも”低ければ、来年は易しくなるといったところでしょう、と言ってもこれ以上易しくできるのか。

 

 そもそも、なぜ更新が滞っていたかというと、ありがたいことに“それなりに”仕

事をいただいていたおかげ。先ほどの試験問題ではないですが、『業務に関して受

ける報酬の額』に掲げているような、典型的な内容ならばともかく、実際にお仕事

をさせていただくとなると、そうそう典型的な仕事ばかりではありません(筆者だ

けかもしれませんが)。その気になれば、やれる仕事は1万種類などと言われて

いますが、あながち大げさでもないのか、という気すらします。

と、なると1件1件のお仕事で試行錯誤です。というか、仕事に取り掛かる以前

に、報酬を決めるのに四苦八苦です。

 まあ、相場が固まっていれば、その通りに。相場が無ければ、ネットで調べまくって、いくつか見つけて考える。一般的には困った

時には1時間当たりいくら、というタイムチャージ的な考え方が普通なのですが、これは、多少その仕事に慣れなければ決められませ

ん。典型的でない仕事となると、実際にPCで作業している時間で考えるか、ああでもない、こうでもないと考えている時間もいれる

か、で話は変わります。本来なら後者も入れなきゃいけないのでしょうが、そうなると唸っている時間に金払っているのか、ともなる

でしょうから、その辺から試行錯誤です。

 一体、何の仕事をやっていて、このような事になっているのか、となると、守秘義務の関係で書けない場合がほとんどなので、もど

かしい話になるのですが~実際、相続の何かをやっていて…と書いても、お読みなっている方は、何の話かわからないでしょうが、依

頼者の方が読めば、こいつウチの話書いてる、とわかる場合もあり、そうなるといい気持ちはしないでしょう~、今回は書ける話を。

 国土交通省がNETIS という、公共工事等で活用できる新しい技術を共有・提供するためのデータベースをやっており、そちらに技

術を登録するための申請書類づくり(実際にはクラウド上での作業なので“書類”という言い方が相応しいか、というのはありますが)

のお話をいただき、9月末にめでたく登録。最初の申請から審査を経て修正依頼が入るまで2か月弱かかっていたので、ずっと掛かり

切りではないものの、そこそこ時間のかかる内容でした。

 クラウド上での作業なので、紙で何枚というものでは

ないものの、画面で30画面。といっても、紙ならA4な

らA4で大きさが固定されているが、画面はスクロール次

第で大きさが変わるので、紙に直すとどの程度なのか。

 そもそも、検索していただければわかりますが、登録

代行をやっているところがどれだけあるか・・・。

 とは言え、仕事としてやらせていただく以上、値段を決めなければいけないのですが、かかる時間もわからなければ、仕事量もよく

わからない。研修などで、それとなくこの仕事をやってそうな人はいないものか、とあたりを付けに行ってもどうにもいない模様。

 それでも、何とか値段をつけてやってみたわけですが、まずマニュアルを読み込まないと、どの項にどの内容を書くか、また書き方

にも決まりがあり、かつ別ページにある項Aと項Bは繋がりがあるので、整合性を取れるように書く、という基本がわかりづらい。

 しかも、“新技術”の登録なので、まず“旧技術”がどういうものかわからないと、どう書くのがいいかわからない。という意味では登

録技術周辺の勉強も不可欠であり、確かになかなかやる人もいないだろうな、と、やってみて思った次第。

 ただ、こういう所こそ、行政書士の仕事の広げどころでもあるわけです。ある程度の大きさの会社であれば、社員がやればいいので

しょうが、そうでなければ、申請書類作成に人手を割くのは大変でしょう。中の方が作成すれば、技術的な事は当然ご存知でしょうが

書き方や整合性で苦戦する可能性が高い上、その内容の証明のための補助書類として何を作ればよいかがわからなくて立ち往生、とい

う事もあるかと思います。

 何より、NETISに登録することによって、先々売り上げUPは期待できますが(有望な技術であれば、公共工事で使用されることも

期待できるのですから)、今この瞬間お金にならない事に人手を割くのはどうなんだ、となるわけで・・・。

 それなら、面倒な書類作成は専門家に投げてしまい(私が“専門家”に値するかどうかは一先ず置いておいて(苦笑))、その分本業

で稼いでいただく、というのがいい形ではないか、と思った次第です。

以下、若干宣伝も入ります(なので、仕事の内容が書けるわけです)

 ちなみに、やった仕事は、こちらの製品をNETIS登録するための申請書類の作成。

 写真なので、やや読みづらいかと思いますが、興味のある方はNETISの方で検索してください。

 本当はNETIS側にリンクを貼れればいいのですが、諸々許可がいるので・・・。

NETIS』で検索すれば、サイトはすぐわかるかと思いますので、そこで『EMシート』で検索していただければ、作成した書類の

一端がご覧いただけます(ちなみに、陰に隠れている書類もあるので、閲覧できる部分が全てではありません)。

 NETIS登録にご興味のある方、事前申請はしたものの、どうしていいかわからなくなっている方など、お困りの方は当ページ下部の

事務所ホームページの欄から、お問い合わせフォームにてご相談ください。

 本来ならば、ホームページに専用ページを設ければいいのですが、如何せんこのようなページの更新も滞っているのですから・・・

(実際には作っている途中なんですが)

と、いうわけで、今回はここまでになります。最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた次回。


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